2017年5月26日金曜日

第5回 ブリューゲルとフェルメール

今回はネーデルランドを取り巻く環境、世界情勢を踏まえながら、
ブリューゲルとフェルメール(ネーデルランドの絵画)を軸にしてお話をしていただきました。

宗教改革後。大航海時代。経済。絵の注文主。飾る場所。「カメラ」。主題。

オランダの黄金時代の絵については
知っておくと面白いことがらがたくさんあるようです。

ブリューゲルファミリーで近代絵画の「風景画」「風俗画」「静物画」の3ジャンルが出そろったそうです。

1566年の聖像破壊運動の版画。

真珠の首飾りの女。フェルメール。ガラスを光が通り、おなかを照らしています。
「隠れカトリック、隠れ受胎告知の絵」という話もあるそうです。






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2017年5月19日金曜日

第4回 カラッチとカラヴァッジョ

今回は 先生にいただきましたレジュメから。

アンニバーレ・カラッチの主要作品を概観する
・「アカデミーの創始者/古典主義」
+「風景画・風俗画の先駆者」

カラヴァッジョの主要作品を概観する
・「バロックの理念の表現者」
影響の大きさ:カラヴァッジェスキ
+「静物画・風俗画の先駆者」

<a title="作者 Annibale Carracci and Caravaggio (Frederick Fenyvessy) [CC BY 2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], ウィキメディア・コモンズ経由で" href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AAnnibale_Carracci_e_Caravaggio%2C_Cappella_Cerasi.jpg"><img width="512" alt="Annibale Carracci e Caravaggio, Cappella Cerasi" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/22/Annibale_Carracci_e_Caravaggio%2C_Cappella_Cerasi.jpg/512px-Annibale_Carracci_e_Caravaggio%2C_Cappella_Cerasi.jpg"/></a>
Capella Ceraci, カラッチとカラヴァッジョによる bywikimedeiacommons



時代と宗教は絵とつながっているのですね。

「風景画」「風俗画」「静物画」については また来週説明があるそうです。


アンニバーレ・カラッチ 豆喰う男


イタリアリラ札・カラヴァッジョの肖像画と絵画


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2017年5月12日金曜日

第3回 ヤン・ファン・エイクとティツィアーノ

ヤン・ファン・エイクの細密な絵をこちらのサイトでゆっくりとお楽しみください。

ヘントの祭壇画など
https://www.google.com/culturalinstitute/beta/partner/lukas-art-in-flanders


先生に解説いただいた、グリザイユ技法、
鏡、瞳、甲冑などの光るものに映った画像にもご注目ください。

鏡面反射はその後とても流行したそうです。
油絵の技法はファン・エイクの「秘密」だったそうで、その技法をほかの人たちが研究して広まったということです。
 
また、講座で触れられました画像を見られるサイトは このホームページ右側に「リンク」いたしました。


約100年後のティツィアーノは「色の」ヴェネツィア派の代表的な画家です。ルターと同時代です。

サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂 「聖母被昇天」




新教に対するカトリックの絵としての「聖母被昇天」の絵はティツィアーノが始まりだそうです。また、マニエリスムの時代の「斜めの構図」も。

油絵をカンバスに描く歴史の説明もしていただきました。
サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂



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