2017年7月31日月曜日

後期美術Ⅱ・弱点克服!西洋美術の主題物語 スケジュール

後期 美術Ⅱ プログラムが発表されました。

多摩美術大学教授 諸川春樹先生の

弱点克服!西洋美術の主題物語 


概要
昨今の美術展は大盛況ですが、その反面、作品の主題がよくわからなくてもどかしい思いをされたことはありませんか。宗教画にせよ、神話画にせよ、私たちに馴染みのない主題は多いものです。そこで今回はよく登場する主題の意味を系統的に学んで、弱点克服を目指します。

9/29(金) 聖母マリアの物語;誕生、受胎告知、聖霊降臨、お眠り
10/6(金) キリストの物語1;降誕、三博士の礼拝、幼児虐殺
10/13(金) キリストの物語2;洗礼、奇跡、エルサレム入城
10/27(金) キリストの物語3;最後の晩餐、逮捕、磔刑
11/17(金) キリストの物語4;埋葬、復活、昇天
11/24(金) 聖人の物語1;四福音書記者、聖ペテロ、聖パウロ、聖女マグダラのマリア
12/1(金) 聖人の物語2及び象徴的表現
12/15(金) 旧約聖書の物語1;天地創造、原罪,ノアの物語
12/22(金) 旧約聖書の物語2;アブラハム、イサク、ヨセフ、ヤコブ、
10 1/12(金) 旧約聖書の物語3;サムソン、ダビデ、ソロモン、ユディト、スザンナ
11 1/26(金) オリュンポス十二神の物語;ゼウス、ヴィーナスなど
12 2/2(金) その他の重要な神話的主題;ヘラクレス、ダナエとペルセウス、ナルシスなど


諸川先生には
西洋絵画の主題物語<1>聖書編 <2>神話編 (美術出版社、1997)
のご著書がございます。

また、今秋刊行されます
集英社創業90周年企画 ART GALLERY テーマで見る世界の名画 全10巻(←リンク)
の第9巻「神話と物語」創造の玉手箱 責任編集 諸川春樹
   に携わっていらっしゃいます。

諸川先生のプロフィールはこちら←リンク)
イタリアでも長く滞在研究されています。

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2017年7月28日金曜日

「最後の審判」って何?

「最後の審判」って何?ミケランジェロの壁画を巡って。

諸川春樹先生による特別講座が開かれました。

1.「最後の審判」に類する主題
ラヴェンナ、サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂 6世紀 羊とヤギを分ける

2.中世の「最後の審判」:最終審判者キリストと魂の計量
1130-40 オータン、サン・ラザール大聖堂 

3.ルネサンス期の「最後の審判」
ルカ・シニョレッリ「最後の審判」1499-1502、オルヴィエ-ト大聖堂

4.ミケランジェロの「最後の審判」1536-41

ミケランジェロ 最後の審判 (天使に羽がないです)


多くの映像で解説していただきました。

初めて知ったこと、知っているようで知らなかった、見ているようで見ていなかった多くの事柄がありました。

秋から 諸川春樹先生の「弱点克服!西洋美術の主題物語」(←リンク)が始まります。

海外旅行で色々な美術館や文化遺産を訪れることがございます。
また、東京都美術館、西洋美術館、BUNKAMURA, 森美術館、国立新美術館など よい展覧会が開かれれば見に行ったり、講演会や学芸員さんのギャラリートークに参加したりも致します。

そんな時、西洋美術史の基本知識を持っていたら、もっと面白いです。新百合ヶ丘は新宿から20分。川崎市はじめ横浜市、町田市、相模原市、東京都の方々も多く参加されています。一緒に楽しみましょう。

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2017年7月27日木曜日

<お知らせ>「最後の審判」って何?


美術特別講座のお知らせ
「最後の審判」って何?
ミケランジェロの壁画を巡って

日時:2017年7月28日(金) 10時30分〜12時00分(開場10時)

会場:新百合21ビル 地下2階 多目的ホール(川崎市麻生区万福寺1ー2ー2)

講師:多摩美術大学教授 諸川春樹先生

定員:18歳以上の川崎市または川崎近郊の市民300名

受講料:受講料は無料ですが資料代として当日受付にて1000円頂きます。

申し込み方法: こちら(←リンク)からインターネットで申し込みできます。
 または 配布の用紙にてFAXまたは郵送、事務局直接申し込みもできます。 

申込み〆切 7月21日(金)

25日(火)まで延長しています。

終了しました。ご参加ありがとうございます。


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2016年度後期大好評でした諸川春樹先生のフレスコ画

今回は
ミケランジェロの「最後の審判」に込められた秘密を、
注文の経緯や主題と表現の関係など、
さまざまな視点から解き明かします。
ローマ旅行の事前講義としても、
また後期に開始される
美術2「西洋美術の主題物語」への導入としても役立つことでしょう。


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<2017後期美術2も美術鑑賞をより楽しめる講座を企画しています。>

2017年7月21日金曜日

第12回 デュシャンとウォーホル

今回は先週の続きとしてクレーとバウハウスのお話をしていただいてから、デュシャンとウォーホルのお話となりました。

クレーが先生をしていたバウハウス
音楽との関連もあるのですね。

現代美術については
「どこからがその人の作品か?」
「作品とは誰のものか?」
という問題提起もあるのですね。

もう製品となっている便器にサインをした「泉」。(デュシャン)
アイディアを人から買い、元となるキャンベルスープの絵は広告からもらい、作品とした「キャンベル・スープ缶」。(ウォーホル)。お話を伺うと、なんだかびっくりです。

講座では デュシャン、ウォーホル そのほかの作家の現代美術作品も見せていただきました。

また、動画映像もご紹介いただきました。

これで前期12回の講座が終了となりました。
先生ありがとうございました。


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来週は 諸川先生の特別講座がございます。






2017年7月14日金曜日

第11回 ピカソとクレー

パウル・クレー

今回はピカソとクレー、20世紀に入ってきました。

ピカソについては私生活と繋がりながら個人様式が順々に変わっていくことを見ていきました。
習作と完成作品、影響を受けた画家の作品とピカソの作品など見比べたり。講座で解説していただくと、展覧会や本でよりも なるほど!と、本当にびっくりいたします。


Heart of darkness(闇の奥)1899ジョセフ・コンラッド アフリカへの関心高まる。



クレーについても楽しく解説いただきました。友だちに自慢できるトリビアなども教えて頂けました。講座ならではです。(キーワードはユングフラウ


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